がん免疫療法Q&A

Q.免疫細胞治療を受けたいと思っています。どの段階で始めるのが有効でしょうか?

回答者:後藤重則(ごとう・しげのり)
医療法人社団 滉志会
瀬田クリニックグループ統括院長

 

A.手術後の再発予防や、早い段階での抗がん剤との併用など、早期で治療を始めると有効性が引き出しやすくなります

 


瀬田クリニックが日本初の免疫細胞治療専門医療機関として開院した1999年当時は、この治療に対する情報が今ほど浸透していませんでしたから、様々な治療を受けた患者さんが、最後にたどり着いてこられるケースがほとんどでした。ところが近年は、早い段階で免疫細胞治療を受けられる方が増えています。

当院で治療を受けている患者さんは、大きく次の3つのパターンに分けられます。まず1つ目は、手術でがんが切除できたけれど、再発に不安がある患者さん。2つ目は、がんが進行して手術はできないが、抗がん剤治療を受けている患者さん。そして3つ目は、受けられる標準治療はなく、残されているのは緩和ケアのみといった患者さん。8割近くが、①または②の段階で治療を受けています。

 

タイミングによって治療効果や目的が異なる

免疫細胞治療は、どの段階でも受けることができますが、それぞれで効果も目的も異なります。

がんは再発すると、治療が難しくなったり、治癒が望めない場合が少なくありません。手術後に免疫細胞治療を受けるとがんの再発率を低減させられるという比較試験の結果も出ており、がんを完治させるという点では、この段階で治療を受けていただくのが最も有効性が高いといえます。

②のパターンでは、抗がん剤などと併用して、治療効果を高めることが目的。体の免疫機能を強化することで他の治療の効果をより引き出すことが期待できます。

③のパターンの患者さんは、がんそのものを治したり、回復させる効果を期待することは難しくなります。体力も衰えているため、免疫力を回復させ、生活を快適に送れるように全身状態を改善することが治療の目的です。また、治療を受けることで、前向きな気持ちになる患者さんも多く、そうした意義も大きいと感じています。

 

後藤重則
医療法人社団 滉志会
瀬田クリニックグループ統括院長
ごとう・しげのり●1981年、新潟大学医学部卒業。県立がんセンター新潟病院、帝京大学医学部講師などを経て、1999年、国内初の免疫細胞治療専門医療機関である瀬田クリニックへ。2001年、同クリニック院長。著書に『免疫細胞治療』(共著・河出書房新社)、『自分の細胞で治す 女性が知っておきたい最先端がん治療』(共著・PHP研究所)など。(取材時現在)

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