がんと闘う名医 2018年09月05日 移植医療の技術で、がん医療のさらなる進化を目指すー 大段秀樹(広島大学 大学院医歯薬保健学研究科 消化器・移植外科学 教授) 肝臓がんは、他のがんと違い、多くの場合肝炎などの肝臓障害を伴う。そのためがんだけでなく、肝臓の障害を踏まえた治療を行う必要がある。肝移植医療に精通する大段は、移植医療の技術によってがん治療のさらなる進化を目指す。 続きを読む
がんと闘う名医 2018年05月02日 肝臓がんと向き合い低侵襲治療の技術向上を目指すー 椎名秀一朗(順天堂大学 医学部附属順天堂医院 消化器内科 教授) これまで手がけたラジオ波治療の治療数は1万2000例を超え、この治療の「ゴッドハンド」とまで呼ばれる椎名だが、さらに治療を普及させるには、全体のレベルアップが不可欠と、 日々の診療だけでなく、人材育成にも奮闘する。 続きを読む
がんと闘う名医 2018年01月10日 胆道がんや膵がんなど難治性がんの治療に全身全霊を捧げる ―糸井隆夫(東京医科大学 臨床医学系 消化器内科学分野 主任教授・診療科長) 技術の進歩で早期診断が可能になり、治療効果の高い抗がん剤も開発されているが、それでも、毎年約3万人が膵がんで亡くなる。罹患率の低い胆道がんに関しては、なかなか研究が進まないというジレンマも。休むことなく歩み続けてきたこの20年だが、「課題はまだたくさんある」と糸井はいう。 続きを読む
がんと闘う名医 2017年05月02日 脇道を目指すなかで 切り開いた 医師の本道 ―本間之夫(東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学教授) 医師の世界は社会の中心から離れているように見えたから選んだ。メジャーとはいえない泌尿器科で「放っておかれた病気を探して治療する楽しみ」を見出した。「困った人を助けるだけ」と本間はいう。それこそ医師の本道そのものではないか――。 続きを読む
がんと闘う名医 2016年12月26日 自らのがん体験をもエネルギーに変えて臨床と研究に懸ける―金子 周一(金沢大学医薬保健研究域長・システム生物学(旧第一内科)教授) 医師に大切なのは医学の知識や技術だけではなく、「人間への興味だ」と金子はいう。臨床の現場はもちろん、基礎研究に熱中しているときにも、その眼差しの先には人間がいる。人の役に立つ医療を目指す——。この熱い思いに突き動かされ、医師としての人生を力強く歩み続ける。 続きを読む
がんと闘う名医 2016年03月30日 患者さんに寄り添い乳がんの早期発見と早期治療の重要性を説き続けて―福田護( 聖マリアンナ医科大学附属研究所 ブレスト&イメージング 先端医療センター附属クリニック院長) 乳がんの専門医を目指そうと決意したのは、今から40年以上前のこと。将来のニーズを見越してだった。「すべては患者さんのために」代々続く医師の家系に育った福田には、無意識のうちにこの教えがたたき込まれていた。 続きを読む
がんと闘う名医 2015年12月09日 外科の領域を超えて病理学をベースにがんの根治に挑む―森正樹(大阪大学医学部附属病院消化器外科学教授・診療科長) 鹿児島県奄美大島生まれ。自然の中でのびのびと健康に育った。「父は教員でしたが、塾とか家庭教師とか、そういうものをすすめられたことはありませんでした」と子ども時代を振り返る・・・ 続きを読む
がんと闘う名医 2015年04月27日 患者さんの体にやさしい医療を目指し最先端医療に挑む―森安史典(東京医科大学病院 消化器内科主任教授・診療科長) ラジオ波焼灼療法(RFA)」や「ナノナイフ(不可逆電気穿孔法=IRE)」など、森安が実践する・・・ 続きを読む