日本人の2人に一人はがんにかかる時代。50%という確率ですから、いつかは自分もなると思って行動したほうがよさそうです。
早期発見のために、定期的ながん検診大切なことは分かっているけれど、どこでやっていて、どんな種類があって、いつから受ければいいか良くわからないという人も多いのではないでしょうか。
特に、新型コロナウイルスへの感染症リスクがあるいま、病院へ足を運んでがん検診をうけるのは避けたい、という方も少なくないと思います。
そうした方には、人と接触することなく自宅で簡単にできる検査があり、利用するのも一つの方法です。今回はそんな「がんのリスク検査」について、どんな手順でどんな結果が得られるのか、実際に受けてみましたのでご紹介します。
目次
自宅で採尿し、ポストに投函するだけのがんのリスク検査
がんリスク評価Noah(ノア)は、自宅で尿をとって送るだけで、がんにかかっているかどうかのリスクを調べることができる検査。がん予防メディカルクラブ「まも〜る」に付帯しているサービスの一つです。
「まも〜る」は、月額約4,000円でがんリスク評価Noahをはじめ、 医療の専門家に24時間相談できるサービスや、ピロリ菌の感染チェックなど、健康を守るためのサービスが受けられる会員制のメディカルサービスです。
がん保険などに加入している人も多いと思いますが、保険はがんになってしまった後に経済的負担を助けてくれるものです。でも、お金が出ても命を落としてしまったらなんにもなりません。がんにならないことが一番ですし、もしなっても完治するならがんも恐くありません。
早期で見つかれば多くのがんは完治が見込める時代ですし、治療費も安く済みます。そう考えると、がん保険程度の月額費用で予防や早期発見できるなら、とても有用です。
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「まも〜る」に入会すると、毎年1回がんリスク検査Noah(ノア)を受けることができます。もちろん月額以外の追加費用などは不要です。
入会後すぐに受けられ、また1年経つと「検査が受けられますよ」と案内が送られてくるので、忘れることもなく安心です。検査の申込みは入会後に会員ページなどから行うことができます。
実際に受けてみましたので、検査申込後の流れとその結果をご紹介します。
がんリスク検査Noah実施の5ステップと診断結果
ステップ1:検査キットが自宅に届く
申込みから数日で、自宅に検査キットが届きます。
内容物はこちら。
取扱説明書
問診票、申込書兼同意書
ALAカプセル
採尿カップ、採尿管
返送用のケース、シール、クッション、レターパック
検査方法は同封の説明書にわかりやすく記されています。
ステップ2:就寝前にALA(5-アミノレブリン酸)カプセルを飲む
同封されているALAカプセルを、採尿前夜の就寝前に飲みます。
ALA(アラ)とは、天然のアミノ酸の1種です。このALAががん細胞に取り込まれると、正常な細胞では生じない代謝物が尿に排出されることを利用して、体内にがんがあるかどうかを判定する仕組みだそうです。
もちろん体にまったく害はないとのこと。
当評価に利用するALAカプセルは、自然界に豊富に含まれている天然のアミノ酸である5-アミノレブリン酸リン酸塩を含む健康食品です。−説明資料より
採尿の6〜8時間前に飲むことになっています。なお、カプセルを摂取後、採尿までの間に排尿を我慢しなくても大丈夫です。
ステップ3:翌朝採尿する
採尿管2本分の尿を採取します。健康診断でやる尿検査とまったく同じ要領です。
ステップ4:検体をポストに投函する
梱包資材などもすべてキットに入っているので、とてもラクチンです。
問診票や同意書と一緒に、検体(採った尿)をレターパック(これも同封されています)に入れてポストに投函すれば、あとは結果を待つだけ。病院や検診施設に行かずに家にいながら完結します。
ステップ5:医療機関から結果報告書が届く
検体を投函して、2〜3週間後に結果が届きました。私の検査結果は、がんにかかっているかもしれないリスク度は4段階のうち「B」。
Bランクの総合評価基準統計データでは、Aランクよりもがん患者の割合がやや増えますが、7割以上は健常者になります。−検査結果のコメントより抜粋
ちなみに、D判定だと統計データ的には9割ががん患者となり、高リスクとのこと。A判定ではないのが残念ですが、「B」なら一応安心できそうです。
C判定の場合は、20万円までのがんドック費用が出る
リスク検査Noahは、簡便にリスクの目安を知るための検査なので、がんが本当にあるかどうか、どこにあるかの確定診断はできません。そこで、リスクが高い場合には精密検査を受けることが必要になります。
「まも〜る」には、リスク検査Noahを受けて、結果報告書の総合評価が「C判定」の方を対象に、提携医療機関にて合計20万円(税込)までを上限として、がんドックを無料で受けられる「がんドック受診サービス」がついており、全国約800箇所の提携施設(2020年4月時点)で、がんドックを受けることができます。
提携医療機関には、がん研有明病院などのがん専門施設や、各都道府県の大学病院クラスの医療機関があるので、いざというときには精度の高いがんドックを無料で受けられるのが、この「まも〜る」のメリットです。
※現在がん治療中の方、がん治療終了後5年未満の方は、がんドック受診サービスは受けられませんのでご注意ください。
「まも〜る」の利用にかかる費用
まも〜るは年齢によって加入できるプランが3つに分かれています。
①20〜64歳 スタンダードプラン(月額4,378円)
②65〜74歳 シニアスタンダードプラン(月額6,028円)かシニアライトプラン(月額3,828円)を選択
③75歳以上 シニアライトプラン(月額3,828円)
※シニアライトプランのみ、「がんドック受診サービス」が付きません。
※金額は税込表記です。
なお、お支払いを1年分まとめて払う年払いにすると上記より5%OFFになります。
また、当サイト(がん治療新時代WEB)のメール会員にご登録いただいた方が申し込まれる場合は、団体割(5%OFF。年払いと合わせると10%OFF)が適用となりますので、加入検討される場合はぜひご利用ください。
なお、メール会員に登録しなくとも、こちらからすぐに申し込みもできます(団体割引は適用されません)。
→がん予防メディカルクラブ「まも〜る」の詳細説明・申し込みページ
判定結果が100%でないことには注意
がんの早期発見のための検査として、特に自宅にいながら簡単にできるという大きなメリットがある「まも〜る」のがんリスク検査ですが、仮にリスク診断の結果がDと出ても、100%がんであるということではありません(統計結果でがんの可能性が高いというもの)。
その逆で、結果がAやBだからといって、100%がんでないとはいえないことは理解しておく必要があります。
といっても、病院で一般的に行われているがん健診や人間ドックも、100%がんでないことを保証するものではないため、その点は同じです。例えば、大腸がんの検診として国が勧めている「便潜血検査(2回法)」も、大腸がんの発見率としては7割程度と言われています。
がん検診の限界はありますが、それでもがん早期発見の可能性を大きく高め、あなたの健康を守ってくれるものです。有効活用しましょう。
まとめ
●がん予防メディカルクラブ「まも〜る」は、がんリスク検査をはじめ、医療の専門家への24時間相談や、ピロリ菌の感染チェックなど、健康を守るためのサービスが受けられる会員制のメディカルサービス
→がん予防メディカルクラブ「まも〜る」の詳細ページ
→団体割引(5%OFF)で加入検討される場合は、がん治療新時代WEBメール会員登録 (登録後、翌日までに割引加入のご案内がメールで届きます)
●Noah(ノア)は、自宅で尿をとって送るだけのがんリスク検査
●がんリスク検査Noahを受けて「D判定(リスクが高い)」が出た場合、提携医療機関がんドックを無料(上限20万円まで)で受け、詳しく調べることができる。
●がんリスク検査Noahも、人間ドックや自治体で行っているがん検診も、その結果が100%ということではないが、早期発見のために定期的な検診は非常に有効なので、活用したい。