がん時事通信

がん患者が直面する「お金の問題」を考える、「おさいふRing」が聖路加国際病院でスタート

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がん患者のお金の問題を共有して解決に向かう「おさいふ Ring」

がん患者にとって、「お金の問題」は想像以上に深刻だ。「治療費はどれくらい?」「国が助けてくれる制度や民間の保険はどんなものがあるんだろう?」――数え上げればきりがない。ただでさえ家計を圧迫するのに、がんを理由に退職や休職、転職を余儀なくされるケースも見受けられ、収入に与える影響はとても大きい。こういった課題をどのように解決すればいいのだろうか…。

そんな、がん患者のお金にまつわる悩みをサポートするためのグループ勉強会「おさいふRing」が、7月より聖路加国際病院(東京都中央区)で始まっている。同病院では、これまでもがん相談支援室が中心となり、がん患者の治療と仕事の両立・就労を支援する「就労Ring」を開催するなど、患者の支援に取り組んでいる。

「がん治療は長期化、高額化の傾向があり、それこそ一人ひとりで経済事情も違ってきます。治療費はまかなえても、暮らしを支える日々のお金はどうすればいいのかなど、将来が見えずに不安を抱く方はたくさん。だからこそ、5年~10年先を見たマネープランが求められます」
こう話すのは、「おさいふRing」の中心的アドバイザーでファイナンシャル・プランナー(FP)の黒田尚子さん。自身も6年前に乳がんと診断され、右乳房を全摘した過去がある。
「公的制度の使い方、収入の確保、日常のやりくり、困っていることなど、聞きたいことはあるはず。『おさいふRing』では、専門家が一方的にアドバイスをするのではなく、同じ悩みを持つ方が集まり話し合いながら解決策を見い出すことが目的です」(黒田さん、以下同)

「おさいふRing」は1コース3回実施され、初回はがんとお金の問題について黒田さんが講義、2回目は参加者の悩みや課題についてグループディスカッション、3回目は希望者に対して個人面談を行うという流れだ。7月22日夜は、7月コースの第2回目。30代~50代の乳がん経験者5名が参加した。

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