がんと食

食生活を見直してがんのリスクを低く抑える

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食事が、がんの要因の3割を占める

喫煙もがんのリスクを上げるが、食事もがんになる主要要因。2つの要因がじつに6割を占める。上のデータはがんで死亡したアメリカ人ががんになった推定要因だが、生活習慣の改善で多くのがんが予防できることを示している。これは日本も同様で、とくに食事は毎日のことなので、科学的根拠に基づいた正しい知識を得ることが大切だ。

残念ながら、これさえ守れば「絶対にがんにならない」という方法はありません。しかし上のグラフを見ても分かるように、喫煙、食生活、運動不足などの生活習慣を改善することによって、がんのリスクは大幅に下がります。

当然ですが、食事で大切なのは「偏りのない食生活」です。食物には発がん物質が含まれていることがあり、一度の食事で口に入る量はわずかですが、発がん物質を含む食品を摂り続ければ、がんになるリスクは上がります。

たとえばハムやソーセージなどの加工肉の摂り過ぎは、大腸がんのリスクを上げるといわれており、反対に野菜類に含まれる食物繊維は、大腸の働きを活発にし、腸内発がん物質の濃度を薄めるため、大腸がんにかかりにくくするといわれています。

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