注目の治療・研究

樹状細胞の発見者スタインマン教授ら免疫学者3人がノーベル生理学・医学賞受賞

2013 年4月12日

nobelprize03自身ががんに。研究する免疫治療で闘病

樹状細胞の発見から34年。64歳になったスタインマン博士はすい臓がんと診断されたが、自らが研究対象とした樹状細胞を用いた免疫治療を受けながら闘病、研究を重ね、2011年10月3日、ノーベル賞受賞の発表となった。しかし直後、博士が9月30日に亡くなっていたことが判明。故人に対してノーベル賞が授与されるという前代未聞の出来事となったが、ノーベル財団が協議の結果、受賞を取り消さないことを改めて決定、発表した。

 

 

悪性腫瘍や感染症に対する最先端療法として注目される免疫細胞治療の研究に、文字通り心血を注いだ博士の業績が、広く世界に認められた瞬間だった。

 

また、ホフマン博士とボイトラー博士は、ウイルスや病原菌が侵入した際にセンサーの役割を果たす免疫細胞の部位を突き止めることに成功。3人のノーベル賞受賞者は、複数の段階を経て機能する「免疫」がどのように活性化するのか、自然免疫と獲得免疫がどう情報交換するのかを明らかにし、「人類の幸福に具体的な貢献」をしたのである。

前のページへ

同じシリーズの他の記事一覧はこちら