がんと食

飲み込みにくかったり、むせたりする場合は食材を軟らかく、なめらかにする工夫を!

食道や胃などの術後は消化管の形や機能が変化したり、腫れたり、またマヒが残るなどして食事が飲み込みにくくなることがあります。さらに、術後化学療法により、口腔内炎症や唾液腺障害を併発すると飲み込みにくさに拍車がかかります。
人はゼリーやヨーグルト状の形態が食べやすいと言われています。これらは表面がツルンとしていて水分が多く、全体がまとまっているので、形を変えながら、狭い部分を通過することができます。
なめらかで飲み込みやすい形状にするためには、食材を軟らかく、小さく、歯ですりつぶしやすくすること。具体的には、野菜は皮をむいて、薄く細かく切る。肉はたたいて筋を断ち、ショウガ汁などにつけて軟らかくする。圧力鍋を活用しても良いし、たれ、あん、和え衣などで食材をまとめ、しっとりなめらかに仕上げるなどの工夫もしてみると良いでしょう。

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消化管のがんの場合、術後は、通常の食事量の4分の1程度から始め、徐々に元に戻していきます。1回の食事量が少なくても、間食で補ったり、少量でも栄養価の高い食材を選んだり、水分をこまめに摂るようにします。また、よくかんでゆっくり食べる、食後は上体を起こしたまましばらくゆったりと過ごすなど、食べ方への配慮も重要です。術式や進み方には個人差がありますから、焦らず、医療関係者と相談しながら回復に努めるようにしましょう。

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