胃癌・食道癌・大腸癌の治療

2016年09月28日

大腸がん治療の新戦略 〜抗がん剤と免疫細胞療法を併用した臨床試験で進行がんに高い効果

近年、日本人の罹患(りかん)率や死亡率が大きく高まっている大腸がん。九州でトップクラスの手術症例数を誇る福岡大学病院消化器外科では、術前化学療法や、化学療法と免疫細胞治療を併用した「化学免疫療法」といった新たな取り組みにより、大腸がん治療に成果を挙げています。 続きを読む
がんと免疫

2016年06月06日

免疫の働きを復活させるがん治療薬 −オプジーボ(免疫チェックポイント阻害薬)のしくみ

私たちの体の中では毎日数千個のがん細胞が生まれているとされる。それをことごとく見つけては殺してくれるのが免疫細胞だ。この免疫細胞のおかげで私たちはがんにならないですんでいる。ところが、ときに免疫細胞の監視の目をかいくぐるがん細胞がいて・・・
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注目の治療・研究

2016年02月17日

がん細胞に栄養を送る血管を遮断して 腫瘍を死滅させる「動脈塞栓術(そくせんじゅつ)」

標準治療では効果の上がらない患者さんのために、現在、様々ながん治療の研究が進んでいる。その中で、手術などに比べ、患者さんの体への負担が少なく、副作用もない治療法として注目されているのが血管内治療の1つの「動脈塞栓術」だ。 続きを読む
注目の治療・研究

2015年11月11日

手術後のリンパ浮腫を改善し、肉腫を予防。「スーパーマイクロサージャリー」

子宮がんや乳がんなどの手術後、手足にリンパ液が滞ってむくむ「リンパ浮腫」に苦しむ患者さんは多い。東京大学医学部附属病院の光嶋勲教授(形成外科・美容外科)はリンパ管と静脈をつなぎ、リンパ液を還流させて浮腫を治す「リンパ管静脈吻合(ふんごう)」を行い、世界中から注目を集めている。 続きを読む
ドクターコラム:がん治療の現場から

2015年11月02日

第12回 肝がん治療の最先端技術!ナノナイフの可能性

肝がんにおける局所治療の代表格が前回お話しした「ラジオ波焼灼術」なら、局所治療の最先端技術が「ナノナイフ」です。
昨年、臨床研究として国内初のナノナイフによる肝がん治療を私自身が行いましたが、今もっとも可能性を感じている術式の1つです・・・
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